石鹸のはなし → もくじ
石鹸のちがい 鹸化は人類が発見した化学反応の中でも、古いものの一つです。 石鹸は何千年にもわたって、動物の脂と灰からとった炭酸カリウムを かき混ぜて作られてきました 先人達のシンプルなせっけん作りが、革新的な技術にだんだんと 取って代わってきたのは、ほんの1世紀ちょっと前に起こった 産業革命の頃からです 灰からとった不純物の多い 炭酸カリウムの代わりに 水酸化ナトリウムや、水酸化カリウムが導入され 未精製の油脂ではなく、油脂から化学的に抽出した純粋な脂肪酸が 鹸化に使われるようになりました。 原料と革新、そして工業生産過程の画一化は、出来上がった石鹸 そのものに劇的な影響を及ぼしました。 そのことについてあるソーパーは、問題点をこう指摘しています 「 昔は石鹸といえば、動物のくずから取った油と、灰からとった灰汁を 煮て作っていました。 それが今では入浴用の普通の石鹸と言えば、完全に合成の洗剤です。 脂肪酸と、どう発音するのかも良く分からない化学添加物をこね回して 作ったシロモノじゃないですか。 それを使うと、乾燥機にでもかけたみたいにキレイに洗えるわけですが その後に排水される水や、環境にどんな影響を与えるかについては 言わなくても分かりますよね 」 zzの感想 んー、工場で大量生産される石鹸と手作りの石鹸は全く別物だ ということを言いたいようですね。 かたや数千年の歴史+安全が証明されている昔ながらの石鹸 かたや100年そこいらの過去+ちょっぴりのデータ 合成の界面活性剤を使ったシャンプーやソープではなく、工場の 石鹸について言ってるんですよね、これ。 良い 悪いはおいておくとして、ZZは「自分で石鹸が作れてよかった」と思いました。 #
by giapponetta
| 2009-06-07 21:34
| 石鹸のはなし
石鹸のはなし → 目次
石鹸ってなに? シンプルに言うと、石鹸とはアルカリと酸の化合物です。 学校でアルカリと酸を化合させて、塩(えん)を作る実験をやった人もいることでしょう。 化学の視点から見ると、石鹸とはつまり、塩(えん)以外のなにものでもありません。 まあ、ちょっと特殊な塩といったところでしょうか。「鹸化」という少々変わった反応によって得られます。 鹸化の反応が起こるには、 強いアルカリ性のベースが必要です。 それが、一つ、或いはそれ以上の弱い酸-この場合は動物性や植物性の油脂に含まれる脂肪酸-に触媒反応を起こすのです。 動植物性の油脂は一つのグリセリンの分子と三つの脂肪酸の分子でできています。 これらが鹸化をすることで、塩(えん・石鹸のこと)とグリセロール(グリセリン)を含む化合物ができます。 手作りの石鹸は、この、グリセリンを含む質の高い石鹸のことです。 一方、石鹸の洗浄力はその特殊な分子構造によるものです。 石鹸の粒子はそれぞれ親水性の「しっぽ」と親油性の「あたま」を持っています。 そこで、洗いたいものに石鹸をこすり付けると、あたまの部分が汚れ(汚れの大半は脂でできています)と結びつき、同時にしっぽの部分が水と混ざり合って残留物を洗い流すのです。 また、水に溶けた塩(えん)が空気中の酸素と混ざることで、石鹸のもつ最も心地よい性質、「泡」が生まれます。 zzの感想 石鹸て塩(えん)なんだ。知らなかった。 日本では石鹸の泡が汚れを包み込んで落とすって言うけど、あれはどうなんだろう。 読んでたらそのうち分かるかな? #
by giapponetta
| 2009-06-07 21:24
| 石鹸のはなし
せっけん作りの本を買いました。
イタリア語の本なのですが、なかなか面白いです。 そんな訳で、本の内容をかいつまんで訳してみました。 自分用の覚書の意味も含めて、記事に残しておきます。 石鹸のはなし 石鹸ってなに? 石鹸のちがい おばあちゃんの石鹸 石鹸の材料 基本的な材料 【 アルカリ 】 ・アルカリ 【水分】 ・水 ・牛乳(乳) ・ハーブティー ・ビール ・果汁 【 油脂 】 ・油と脂 ・オリーブ油 オプション ビタミンE ローズマリーエクストラクト せっけん作り ・苛性ソーダのディスカウント #
by giapponetta
| 2009-06-07 21:18
| 石鹸のはなし
ローマ在住6年目の、えせ★アーティスト&ソーパーzzの石鹸ブログです
普通の生活ブログはこちら → アウトローにローマ *過去の石鹸レシピ等はここの石鹸カテゴリで見れます。 どちらもリンクフリー、気に入ったら好きにリンクしてください。 #
by giapponetta
| 2009-06-07 09:38
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